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風の谷のナウシカ(かぜのたにのナウシカ)

風の谷のナウシカ DVD コレクターズBOX

徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』に連載された宮崎駿の漫画
1984年に劇場公開された宮崎駿監督のアニメ映画


ストーリー

極限まで発達した人類文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争を引き起こし、瘴気(有毒ガス)が充満する「腐海」と呼ばれる菌類の森や獰猛な蟲(むし)が発生した。それから千年余り、拡大を続ける腐海に脅かされながら、わずかに残った人類は、古の文明の遺物を発掘して利用しつつ、細々と生きていた。

腐海のほとりにある辺境の小国「風の谷」は、大国トルメキアの戦乱に巻き込まれる。風の谷の族長ジルの娘であるナウシカは、運命に翻弄されながらさまざまな人々と出会い、自分自身と世界の運命、太古より繰り返されて来た人の営みに向き合い、大国と小国、そして腐海と人類との共生の道を探っていく。


キャラクタ&声の出演

キャラクター日本語版英語版
ナウシカ島本須美アリソン・ローマン
アスベル松田洋治シャイア・ラブーフ
カム・クラーク(Warriors of the Wind版)
クシャナ榊原良子ユマ・サーマン
ユパ納谷悟朗
大ババ京田尚子トレス・マクニール
クロトワ家弓家正クリス・サランドン
ジル辻村真人マーク・シルヴァーマン
ミト永井一郎エドワード・ジェームズ・オルモス
ゴル宮内幸平フランク・ウェルカー
ギックリ八奈見乗児ジェフ・ベネット
ムズ辻村真人ジェームズ・アーノルド・テイラー
ニガ矢田稔マーク・シルヴァーマン
ラステル冨永みーなエミリー・バウアー
ペジテ市長寺田誠マーク・ハミル
ラステルの母坪井章子ジョディ・ベンソン
トエト吉田理保子
少年坂本千夏・鮎原久子
少女菅谷政子・貴家堂子・吉田理保子グレイス・ロレク
コマンド水鳥鉄夫
トルメキア兵大塚芳忠
ペジテ市民島田敏
ペジテの少女太田貴子アシュレイ・ ローズ・オル
ナレータートニー・ジェイ



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年代
産業文明の勃興から千年を経て極限まで科学技術の発展した人類社会が、「火の7日間」と呼ばれる最終戦争によって滅びてから千年余りが経過した未来の地球が舞台。西暦でいうと、「火の7日間」が28世紀頃で、ナウシカの時代が38世紀頃になる。最終戦争以前の高度産業文明は旧世界と呼ばれ、エンジンなどの遺物が発掘、利用されているが、人々の生活様式は中世から近世にかけての水準まで退行している。

「火の7日間」の後に拡がった菌類の森「腐海」が陸地の大部分を覆っており、人間は沿岸の腐海が及ばない地域を中心に暮らしている。風の谷は潮風が胞子の侵入を拒み、豊かな森や水源、田畑が残っているが、それ以外の土地は不毛な荒地が多い。また、海は「この星の汚染物質が最後にたどり着くところ」とされ、生物が生息できる環境ではなくなっている。

技術
文明の滅亡によって多くの科学技術が失われており、電気や電子機器、水道などは使われていない。乗り物は旧世界の技術の名残りである高性能な「船」と呼ばれる飛行機が盛んに利用されているが、陸上では映画版におけるトルメキア軍の突撃砲以外、トリウマなどの動物を利用する程度の移動手段しか残っていない。電話や無線等の通信技術も失われており、船上では信号旗や探照灯によるモールス信号のようなもの、伝声管を使ってコミュニケーションをとっている。旧世界の名残から、硬化セラミックが金属に代わる一般的な素材として刃物や航空機に使われている。また、シリウスなどの星の名前や方角、バルハラなどの神話に関する言葉は残されており、活版印刷も使われている。

瘴気マスク
腐海の瘴気を防ぐ防毒マスクで、ある種の水草から作られる活性炭で防ぐ構造となっている。形状は様々だが、いずれも鼻から口を覆う形で装着する。トルメキア王国においては、緊急時に使用する簡易マスクと、マスクを装着したまま飲料水が飲めて、長期間の使用に耐える重マスクの2種類が確認されている。終盤でマスクだけで腐海の全ての瘴気を完全に防ぐ事は不可能である事が判明した。

風の谷
主人公ナウシカの故郷である辺境の小国。人口は500人程度。

海から吹き付ける風を風車で動力としながら、中世レベルの農業と採取活動により成り立っている。「海から吹く風様」と形容される潮風で腐海の胞子による侵蝕から守られているが、わずかに届く腐海の毒は人々を確実に蝕んでおり、死産や四肢硬化を引き起こしている。

族長の住む城の大風車で地下500メルテ(作中における長さの単位)から水を汲み上げ、それを貯水池に引いて寝かせてから沸かし、飲料水や農業に用いている(貯水池に引いて寝かす理由が物語終盤で明らかになる)。

付近の砂漠(映画版では山の向こうにある酸の海湖畔)には旧世界の廃船があり、風の谷の人々が篭城するために使われた。この廃船は旧世界の宇宙船とされており、「火の七日間の前、星へ行っていたらしい」と言われている。漫画版では、船の周りにセラミックを切り出すための鉱山町が造られていた。

漫画版では、自治権の保証と引き替えに、族長が召集に応じてガンシップで参戦するという盟約をトルメキアと結んでいる。

ナウシカ(原,映)
風の谷の姫。大気の流れを読み腐海の毒から人々を守り導く「風使い」の少女。16歳。漫画では、王蟲を始め世界の様々なものと触れ合うことになる。

ジル(原,映)
風の谷の族長でナウシカの父。かつては風使いとして名を馳せたが、腐海の毒に侵されており、ナウシカに谷の行く末を託す。原作では病によって死去するが、映画ではトルメキア兵に殺害されている。原作ではナウシカ以外に夭折した10人の子供がいた事が判明する。

ユパ・ミラルダ(原,映)
ジルの旧友でナウシカの師。腐海辺境一と賞される剣豪ながら、争いを好まない人格者で人望も厚い。腐海の謎を解くためトリウマのカイ、クイとともに旅を続けており、各国の文化や歴史にも造詣が深い。風の谷に久々に帰還する途中、羽蟲にさらわれたキツネリスを人間の子供と勘違いして救助の為に発砲、それに怒った王蟲に追われていた所を、風使いとして成長したナウシカに助け出された。ナウシカがクシャナと共に南方へ向かうと彼女を追って旅立ち、アスベル等と行動を共にする。大海嘯の後、トルメキアへの復讐に燃える土鬼の女性が放った手投げ弾で左腕を失い、直後に土鬼の戦士の刃からクシャナを庇って死亡した。

ミト(原,映)
眼帯をしたいかつい風貌の男。腐海の毒による四肢硬化で農作業を離れ城の守りに就いた「城オジ」の一人で、ナウシカの忠臣。原作では、ジルの遺言でユパとナウシカを探して土鬼領地へ入り、聖地シュワに向かうナウシカを追った。映画版では状況に応じてナウシカやユパと行動を共にし、主にガンシップの砲手や操縦を担当した。寿命が近いことが示唆されているが、映画版では寿命が近いキャラクターが彼からゴルへ変更されている。土鬼語を話せるが上手くは無く、ムズからは「毛長牛が唸っているのかと思った」と言われている。

大ババ(原,映)
100歳を超える腐海辺境一の年寄り。「大海嘯」や「青き衣の者」の伝承を語る。

ゴル(映)、ギックリ(映)、ムズ(原)、ニガ(原,映)
城オジ達。ナウシカの初陣に4人が同行し、ジルの遺言でユパの捜索をしていた時はムズが、土鬼の地へ入った時にはニガが同行した。
映画版ではクシャナから人質としてゴル、ギックリ、ニガの3人がペジテに同行した。ニガのみ原作と映画の両方に登場している。

辺境諸国
風の谷を始め、砂の谷やペジテ市など、腐海のほとりにある小国群。人口は少なく風の谷で500人程度、産業文明の遺産である「ガンシップ」と呼ばれる高性能小型戦闘機を所有して成立している風の谷のような国もあれば、地下の遺跡となった旧文明の遺物を発掘して成り立っているペジテ市のような国もある。漫画版ではトルメキアを盟主として同盟を結んでいる。 この地には、「火の七日間」を経てもなお、産業文明の技術を伝えるエフタルという巨大王国が栄えていたが、王位継承戦争やそれが引き金になって起こった3 度目の大海嘯(蟲の暴走と大規模な腐海の拡大)により、ナウシカの時代から300年前に滅亡。以後小国に分裂し、トルメキアの宗主権下に入ったとされる。その名残で辺境の人々は、国に関係なく自らをエフタルの民と称しており、風の谷の場合「エフタル風の谷の民」となる。

腐海のほとりということもあり、毎年多くの都市が腐海に飲み込まれ、人が住める土地が減っている。

エフタル時代の遺物である高性能な戦闘機、ガンシップを所有している国が多いため、盟主であるトルメキアにとって貴重な兵力調達先となっていた。トルメキアの南下作戦に際してクシャナらによって徴兵されたが、土鬼軍の罠によりトルメキア軍はクシャナの乗るコルベット単艦を残し全滅。自ら志願したナウシカを除く全ガンシップは、土鬼が辺境の地を狙っている事を知り、再びトルメキアに徴兵されることを嫌ってトルメキアとの同盟を破棄し、土鬼の襲来に備え再びエフタルの旗の下に集い連合を組んだ。

映画版では風の谷とペジテ市のみ登場。トルメキアは辺境の国々を統合し巨大国家を建設しようとしていた。

実際に5世紀中頃から6世紀中頃にかけて、中央アジアにエフタルという国家が存在している。突厥とサーサーン朝ペルシアによって地上から抹殺された遊牧民国家で、民族ごと破壊されたために文明的痕跡は無く、謎に包まれている。

トルメキア
漫画版では風の谷の東方に存在する王国で、都はトラス。トラスは、かつての巨大都市の廃墟に寄生しており、数多くの超高層ビルが立ち並ぶが、いずれも廃墟である。高速道路跡らしきものも見える。辺境の族単位の小国群を従えている。国王はヴ王と称し、子は3人の皇子と末娘の皇女クシャナ。人々は現在のヨーロッパ系を思わせる風貌と文化をもっている。

王族による過酷な王位継承争いが古くから続いている。クシャナの母である王妃は「正統なトルメキア王家の血を引くのはクシャナのみ」としているが、ヴ王はオーマと対峙した際、自身の血筋を「我が血は最も古く、しかして常に新しい」と誇っている。3人の皇子の支持者が幼いクシャナに「心を狂わす恐ろしい毒」を飲ませようとしたが、王妃が身代わりにこれを飲み精神に異常をきたしてしまう。これが元で、クシャナは父と兄達への復讐を誓うことになる。

3皇子はクシャナの兄だが、「正統な王家の血を引いていない」とされ、ヴ王の連れ子ということになる。特に第3皇子とクシャナの対立は激しく、彼女の軍事力を削ごうとして、彼女の軍団をわざと不利な戦線へ派遣したり、無謀な作戦を実行させたりしている。敵に情報を漏洩するなど兄弟同士の争いも描かれており、クシャナは3人の兄達と父を「毒蛇・肉塊の化け物」、ヴ王も「王宮は陰謀と術策の蛇の巣だ。ゴミの如き王族、血族がひしめいておる」と述べた。トルメキア王家の紋章である「互いに争う双頭の蛇」は、これらの王家代々の骨肉の争いを象徴していると皮肉られている。

漫画版最後で3皇子が行方不明になっていたため、王位は崩御寸前のヴ王からクシャナに譲られたが、クシャナは「すでに新しい王を持っている」として生涯「代王」を名乗り、以後トルメキアは「王を持たぬ王国」になったとされる。

映画版では、トルメキアは風の谷のはるか西方に存在する強大な軍事国家で、風の谷などとの同盟、主従関係は存在せず、巨神兵を奪取しに来た侵略者として描かれる。突撃砲を持っていたりバカガラスよりもさらに大きな「大型船」を持っていたりと、漫画には無かった技術が描かれている。また王国ではなく帝国であり、皇族は、辺境諸国統合の司令官となったクシャナのみ登場した。

クシャナ(原,映)
トルメキアの第4皇女。25歳。容姿端麗かつ優れた軍人であり、ヴ王親衛隊である第3軍の最高指揮官として、兵から絶大な信頼と忠誠を得ている。その卓越した戦術的能力と部隊全体を鼓舞するカリスマ性から、敵軍勢からは「トルメキアの白い魔女」と呼ばれ恐れられている。非常に思慮深く聡明な女性だが、王家の人間としての帝王学からか冷徹な態度を貫き、喜怒哀楽など個人的な感情を表に出す事は少ない。しかし母親への侮辱だけは許さず、逆上し怒りをあらわにする事がある。戦乱の中、ナウシカやユパとの出会いを経て真の王道に目覚めていく。今際のヴ王から王位を譲られるも即位せずに「代王」となり、後世においてトルメキア中興の祖と呼ばれるようになる。
戦陣を指揮する際は鎧に身を包んでいるが、アクセサリーを身に着けるなどの一面もある。漫画版では兜の中に、映画版では踵に隠し武器を仕込んでいる描写がある。
映画版では過去に蟲に襲われ身体の一部を失っており、左腕は肩から先が義手になっている。巨神兵をトルメキア本国(「本国の馬鹿ども」と呼んでいた)に引き渡す事を良しとせず、その力で腐海を焼き払い、トルメキアからも離反して風の谷を中心に旧時代のような人間が自然を支配する世界の再建を目論む。原作にあった、戦死した兵達への手向けとして自ら髪を切るシーンは無く、終始ロングヘアを編んだ髪型となっている。

クロトワ(原,映)
軍参謀。軍大学院の学生で27歳。平民出身で家庭は貧しかった為、心の底に野心を秘めている。表向きは、辺境作戦終了までクシャナの補佐役としてヴ王により派遣されたことになっているが、実際はヴ王から、クシャナが持っていると思われた秘石の入手とクシャナの監視・抹殺を命じられていた。クシャナがヴ王の企みを見破っていた為、中央派遣の参謀はこれまで事故死を装って全員殺害されており、クロトワもペジテ視察中や第2軍との合流を勧めた際にクシャナに殺されかかっている。
当初はクシャナへの忠誠心や部下へ思いやりは見せておらず、満員のコルベットに乗り込もうとする兵士達を射殺するような行動も取っていた。艦隊の壊滅後、しきりに友軍との合流を進めるクロトワの演技に業を煮やしたクシャナから、企みが露見している事を告げられ、打つ手が無くなった為、クシャナの側に着く。もともとコルベット艦の乗員だったため操船術に長けており、アスベルのガンシップと激しい空中戦を繰り広げた末にガンシップを撃墜している。兵卒からの叩き上げで出世した上官として兵からの人望も厚い。
映画版ではクシャナ直属の軍参謀として登場。原作にある謀略の手先という設定は削除されている。平民上がりではあるが、トルメキア帝国辺境派遣軍のナンバー2として知略を振るう。クシャナが行方不明になった際には部隊の全権を掌握し、ペジテのトルメキア軍吸収を目論んだ野心家。クシャナもその飄々とした言動の裏に隠された狡猾な一面を察しており、忠誠の言葉を口にするクロトワに対して「狸め」と返している。

おじさん(原)
第3軍士官。固有名称は無くナウシカから「おじさん」と呼ばれていた。初老の男性で、主に炊事や身の回りの世話をする非戦闘員。子供の頃に母親をなくし妹を自らの手で育て上げた。その経験を生かしナウシカの保護した土鬼の子供の世話を快く引き受けていた。しかし、船が消失し、2000人の大所帯となった事で子供2人の世話が困難になり、小麦1袋で乳飲み子を失ったというサジュ族の女性に2人の子を託した(ナウシカに無断で行ったため、感情的に反対したナウシカだが、後に彼女もそのサジュ族の女性に2人を託している)。
第3軍から離れ、一人旅立つ事を決めたナウシカを見送った唯一の人物である。

セネイ(原)
第3軍士官。クシャナの忠臣。トルメキア軍の最南端拠点サパタに派遣されていた。指揮官としても優秀で、司令部が状況を把握していないことを指摘し、全滅回避と第3軍再建の基礎を残す為に、将軍に撤退を進言した。クシャナの生存を知った時は感極まって涙を流していた。
攻城砲破壊後カボへ向かったクシャナを、本隊撤退後も待っていたが、ヒドラの襲撃を受け無念の死を遂げた。

将軍(原)
固有の名称は無し。3皇子率いる第2軍からサパタ駐留第3軍第1連隊の指揮官として送り込まれた人物。兵を捨て駒として扱い、兵を戦地に見捨てて自らは戦利品を持って逃げるような人物で、兵士からは「土鬼の出陣前の祈祷が終わる前に逃げ出す」「腰抜け」と陰口を叩かれ、クシャナの逮捕を命じた時は、誰も従おうとはしなかった。
クシャナと共にトリウマに乗って攻城砲破壊に出陣するが、攻城砲の零距離射撃を受け死亡した。

3皇子(原)
クシャナの異母兄である3人の皇子の総称。ヴ王の命で第2軍を率いて土鬼に侵攻する。3人とも父王に容貌がそっくりで、体型も皆同じ肥満体。

第3皇子
   3人の皇子の末子。賢い女と生意気な女を嫌う。カボに船の奪取に来たクシャナと遭遇。
   これを妨害し、彼女を抹殺しようと試みるもクロトワの機転により失敗。
   そのまま逃げようとするが、蟲に襲われ死亡した。
第1、第2皇子
   ヴ王の長男と次男。戦況が不利になったため、兵を見捨てて先に本国へ逃げ帰ってきた。
   しかし、理由をヴ王に問われた際、虚偽の報告を行った事がヴ王の逆鱗に触れ、
   更に「恐ろしい数の蟲が来た。土鬼軍も全滅し、人智を超えた災害」と言い訳し、
   更にヴ王の怒りに油を注ぐ結果となった。結果、大衆の前でヴ王にその軽率さを叱責され、
   頭を踏みつけられる屈辱を味わい、国境を固めるよう言い渡され、帰還を禁じられる羽目となった。
   その後、自らもシュワの秘密を手に入れる為に秘密裏にシュワへ侵攻。
   その際、同じくシュワへ向かっていたナウシカとオーマに接触した。
   クシャナからは暗愚な小心者と言われているが、本人は「愚者を演じていなければ、
   殺されていた」と述べている。絶えず2人で行動しており、外見では区別がつかない。
   ナウシカと共に庭の主に捕らわれ、彼の精神操作によって、以後庭に留まリ続ける事となる。
   音楽と詩に深い造詣があり、シュワの庭に保管されていた旧世界の楽器を演奏する。

ヴ王(原)
トルメキア国王。首が胴体にめり込んだ、樽のような肥満体の持ち主。一人称は「朕」。先王の血を引くクシャナの謀殺を図っていた。トルメキアで減少し続ける労働力を手に入れるため、また聖地シュワの科学力を手に入れるため、土鬼へ侵攻。当初、戦は息子・娘達に任せていたが、第1、第2皇子が蟲が来たことを口実に逃げ帰り、更にその後の国土を失った土鬼のトルメキア本国への侵攻、結果予想される報復を予測できず、ひたすら言い訳をする皇子達を叱責し、壊滅したトルメキア軍を再編し、自ら軍を率いてシュワへ急襲を仕掛ける。オーマの介入に遭い全兵力を失うも、墓所の主の元へ案内された。しかし、不死やヒドラには一切興味を示さず、ナウシカと共に墓所の秘密を知ったため、墓所の主の勧誘も拒否した。共に墓所の主と対峙したナウシカの事を気に入り「破壊と慈悲の混沌」と評していた。
大衆の前で罵声を浴びせられ屈辱を味わった事のある第1・第2皇子からは「暴君」、クシャナからも「玉座にしがみ付く老い耄れ」と評されているが、戦利品は全兵士に公平に分配し、巨神兵に対しても恐れることなく堂々と接し、戦闘においては自ら先陣を切るなど王に相応しい度量を持つ人物である。
墓の断末魔の光からナウシカを庇って虫の息となり、最後は蝶殺さえ試みていたクシャナにトルメキアの王位を譲って息絶えた。その際クシャナに、王位継承権を巡って「誰も殺すな。さもないとワシのようになる」と忠告している。
息子の3皇子と同様、映画版には登場していない。

道化(原)
ヴ王の傍らに常に寄り添う、小柄な人物。ヴ王の言動に対しシニカルあるいは不敬ともとれる言葉を投げる。ヴ王自身は気にせず、突っ込み返す事もしばしば。墓所の主までヴ王に随伴し、墓所の主の依り代にされるが生還する。今際の際のヴ王より、クシャナへの王位譲渡の証人に指名される。

土鬼諸侯連合
「土鬼」は「ドルク」と読む。映画版には登場しない。

トルメキアと拮抗する国家連合。皇帝領、7つの大侯国、20余の小侯国と23の小部族国家での計51ヶ国から成り立つ。神聖皇帝と、その下の官僚機構である僧会が国政を担っている。人々は現在のアジア系を思わせる風貌と文化をもっている。宗教色が強く、各侯国の族長が僧侶であったり、国政を儀式化している部分もある。代々超常能力を持つ神聖皇帝の家系が治める。現神聖皇帝は皇兄ナムリスであるが、超常の力がなかったために皇弟ミラルパに実権を奪われていた。ミラルパは土民を支配しやすいように宗教を利用していたが、無神論者のナムリスは、弟を謀殺して実権を奪回すると、苛烈な宗教弾圧を行った。国内でも種族・部族間の揉め事が絶えず、内紛の火種を抱えた状態にある。その為、国の統治は僧会と神聖皇帝家に対する畏怖と崇拝、力への恐怖と尊崇による恐怖政治を行っていた。

以前は「土王」と呼ばれるクルバルカ家が治めていたが、時代が下るごとに圧政と狂気に満ちた政治になり、先代の神聖皇帝により追放された。土鬼諸国の庶民の間には、未だにクルバルカ家に対する崇敬や、神聖皇帝と僧会によって禁止されたはずの土着宗教の信仰が密かに残っており、僧会の布教と土着信仰が混同されているところもある。

材料こそ木製や土製が主流だが、「火の七日間」で焼き尽くされる以前の技術が、聖都シュワにある墓所に封印されており、神聖皇帝や土王などは墓所の主から君主としての権威を承認され、墓所の技術を利用している。この為、科学的には優位に立っており、トルメキアとの戦争でも、墓所の持つ古代の技術を利用し、腐海の植物を人為的に強毒化させたり、巨神兵を蘇生させるなどして戦争を有利に導くはずだったが、逆に自らの放った大海嘯に国土を飲み込まれ、沿岸部を残し消滅した。

マニ族僧正(原)
マニ族の長で、神聖皇帝より北上作戦の先遣隊として派遣されていた。宗教上の理由から光を捨てた盲官である。王蟲を使ってクシャナの艦隊を壊滅させたものの、王蟲を止めたナウシカが古き伝承にある「青き衣の者」であると感じて作戦を中断し帰還、土鬼軍の作戦に自滅の危険性があることを説いた。ユパ達を逃がす為に壮絶な最期を遂げるが、死後もナウシカを守った。その超常の力は神聖皇弟に並ぶほどだった。

ケチャ(原)
マニ族の娘でエフタル語を解する。気性は激しい。僧正の死後、アスベルやユパと行動を共にする。当初は僧正を死に追いやったユパ達と対立していたものの、徐々に打ち解けていった。トルメキア人の抹殺を訴える過激な者が多いマニ族の中で、ナウシカや僧正、ユパ達と接してきた為、トルメキア人を嫌っているものの、無益な争いは避けるべきとの考えを持っている。

ミラルパ(原)
「生きている闇」と評された土鬼の神聖皇弟。超常の力を持ち、兄ナムリスを差し置いて帝国の実権を握っている。初めの20年は名君として臣民のことを案じていたが、いつまで経っても愚かな民衆に絶望し、恐怖政治へと移行した。宗教を支配に利用していたが、いつしか自分ものめり込んでいった。マニの僧正から、伝承の青き衣の者と重なるナウシカの存在を聞かされ、危機感を抱き抹殺しようと試みた。トルメキアの侵攻に対しては短期決戦を狙って蟲や瘴気を兵器として用いるが、その為に大海嘯を引き起こしてしまう。老いと死を何より恐れており、シュワの墓所の技術で延命処置を行っているが、幼少時のトラウマから移植(と言うよりは体の入れ替え)を嫌い、沐浴などの化学的処置で長寿を保っている。その為、肉体がすでに限界に達しており、長時間外気に触れる事が出来ない。死後、入浴中のナムリスの前に現われるが、「これが、お前の帝国の行き着く先だ」と言われると消え、虚無に陥っていたナウシカの前に現われ彼女の中に入り込む。その後、ナウシカとセルムの導きで彼岸へと旅立っていった。圧政を布いていたが統治者としては有能で、僧会を効率の良い官僚機構として扱っていた。また、才能のある者を貴賎を問わずに登用した事で、多くの人々から忠誠を集めていた。

ナムリス(原)
神聖皇帝(皇兄)。超常の力が無かった為、帝位に着きながらも実権を弟に奪われていた。体が分解する恐怖を克服し、肉体移植により若さを保っている。狡猾かつ冷酷な性格で、ミラルパ以上に虚無と狂気に支配されていた。治療のため帰還した弟を謀殺して実権を取り戻すとヒドラを率いて自ら出陣し、クシャナのトルメキア王位継承権と第3軍精鋭を持参金として政略結婚を図った。大海嘯を逃れ高台に避難していた避難民と合流し、僧会の僧達を公開処刑で殺害、トルメキアへ侵攻しようとするが、ナウシカの説得で諸侯が離反。神聖皇帝の戦艦に乗り込んできたナウシカと戦う。ナウシカと互角に渡り合ったが、巨神兵の攻撃を受けて重傷を負い、最後は叛乱を起こしたクシャナに墓所の主の存在を明かし、腐海へ落ちていった。死を悲しむ者は誰もおらず、遺体を見た人々が狂喜乱舞する有様だった。

初代神聖皇帝(原)
ナムリス、ミラルパの父。かつては民衆の救済を願う少年であり、200年ほど前にシュワへ向かう途中に庭の主の元を訪れ、音楽と写本に秀でた才能を持っていたことで、庭の主を師と仰いでいた。ある日「人類を救いたい」と書き残して庭の主の許から去り、共に連れ出した僅かな数のヒドラと共にクルバルカ家を滅ぼし帝位に就くが、過去の人の歴史と同じ過ちを繰り返していく。肉体移植により長寿を保とうとしたが、何らかの異常により身体が分解して死亡した。その有様を目の当たりにした事が、ミラルパが移植による延命を拒む理由になっている。

チクク(原)
先の土鬼王朝であるクルバルカ家の末裔の少年。本名ルワ・チクク・クルバルカ。砂漠の中のオアシスで土着宗教の僧達とともに暮らしていた。粘菌を積んだ土鬼の戦艦が瘴気を撒き散らしたせいでオアシスに蟲が来襲、腐海に没する危険があった為、ナウシカとともに脱出し、以降は彼女と行動を共にする。メーヴェに乗っていたナウシカを「白き翼の使徒」と確信し慕っている。非常に強力な超常(念話)能力を持っているが、幼さゆえに能力をもてあまし気味で、彼らを庇うチヤルカを慌てさせる。人と接する機会が少なかった為、目上の人物に対しても敬語は使わない。吹き矢を武器として使う。

上人(原)
ナウシカが敬愛する人物で、チククと共にオアシスに隠れ住んでいた土着宗教の僧達の唯一の生存者。他の僧と共に、墓である祠の奥に暮らしていた。マニの僧正と同じく宗教上の理由から盲となっている。ナウシカに、神聖皇帝に追放されこの地に来たことや、土着宗教の古き教えを聞かせる。ナウシカに大海嘯を止める手段を問われると、「滅びは必然であり、世界が生まれ変わる試練」と答えた。「優しく、猛々しい風」が来たのを確信すると同時に老衰で死亡。この後、ナウシカの前に出現する「虚無」が彼と同じ姿を取った。

チヤルカ(原)
軍司令官。僧兵上がりで超常の力は無い。平民出身であったが、皇弟ミラルパに取り立てられた為、彼への忠誠心は強い。トルメキア第3軍が立て籠るサパタ市の包囲を行っていた。クシャナらの攻撃による攻城砲全滅の責任を負って、軍法に従い司令官を解任されるが、その後も重用された。ナウシカやチククとの出会いにより国土や国民を大海嘯から救おうとする。ナウシカに救出された際、右腕を骨折した為、それ以後作中ではずっと右腕を固定している。死亡したと思われた際に僧会の幹部から「チヤルカを失ったのは皇弟様や我々にとって痛手となった」と言われ、ナムリスにも「殺すには惜しい人物」と評されている。ミラルパに忠誠を誓いつつも、国と民の事を第一に考える善人だが、職業柄恨みを買うこともある。

庭の主(原)
シュワから20リーグほど離れた廃墟に偽装された集落に住むヒドラ。瞬時に人の心を探る能力を持ち、訪れた人の心に入り込み、悲しみや苦痛を忘れさせ呪縛してしまう。決まった姿を持たず、ナウシカの前に現れた際、最初は端正な顔立ちの男性だったが、次いで母親に似た女性の姿となった。1000年以上生きており、客人とヒドラ達と共に、古の詩や曲、古代の生物などの文化を伝える役目を担っていた。

聖なる文章の解読と検証に全てを捧げる教団
歴代の土鬼王朝に科学技術を提供していた秘密結社。シュワの墓所に封印された高度な科学技術の解析・解読を目的とし、来たるべき浄化の時の再建の光となるべく活動している。聖都シュワにある深さ300メルテの堀と超硬度セラミック以上の硬さを誇る黒い墓所を拠点としている。墓所の最深部には墓所の主が存在し、人間の王を選定し、王が協力者である限り、技術提供をするという契約を結ぶ。外部の権力に従うことを良しとせず、相手の武装解除を交渉の条件としている。歴代の土鬼王朝はこの地を征服すると必ずこの地に都を築いてきた。王朝のごく上層部の人間に対しては開放されているが、一度王が封印を命令すると、再び王が封印の解除を命じるか、新王が現れるまで開放される事は無い。

博士(原)
土鬼の僧会に仕えていた科学者の総称。教団の構成員であり、表舞台に出てくる者は神聖皇帝との取り決めに従い、僧会に提供された下人。自らを「墓所の主の下僕として中に住むことを許された選民」と語っている。選民思想が強く、基本的に王に従いつつも、下人を除いて絶えず上から物を言う態度を取る。
登場する博士には男性が多いが、女性や子供もおり、ナウシカが墓所の中に入るシーンに子供を抱えてうずくまる女性住民が描かれている。

墓所の主(原)
シュワの墓所の地下最深部に存在する球形の肉塊。「火の七日間」以前の高度な技術や腐海の秘密を守り続ける一種のバイオコンピュータで、夏至と冬至の年2回、1行ずつ表面に古代文字が浮き出てくる。博士らはこの文字の示す新たな知識の研究に明け暮れる。彼も又ヒドラであり、1,000年前に作られた神の一つ。強力な精神操作能力を有しており、協力を拒否したナウシカとヴ王を己が求める希望の敵として抹殺しようとしたが、ナウシカに導かれたオーマに破壊される。体液は王蟲と同じ成分で、より深い青色をしている。

ペジテ市
トルメキアと同盟を結んでいる小さな都市国家。火の7日間以前の遺跡からエンジンやセラミック装甲等を発掘しては加工供給する工房都市。巨神兵の骨格(映画版では卵)が発掘され、それを狙ったトルメキアの侵攻を受けた事が物語の発端となる。「ペジテ」という地名は、以前に宮崎の漫画『砂漠の民』で、主人公の属する民族ソクートの王都として登場している。

漫画版では、クシャナ率いるトルメキア親衛隊に滅ぼされ、避難民船も蟲に襲われ墜落し、アスベルを残し全滅してしまう。

映画版では、生き残りの避難民達は巨神兵を使った腐海の焼却を目的に行動しており、駐留するトルメキア軍を壊滅させるために王蟲を暴走させ、自らの手で国を腐海に飲み込ませ滅ぼしている。

アスベル(原,映)
ペジテ市の王子。トルメキアへの復讐心に捕われていたが、ナウシカとの出会いにより世界を救うために行動する。工房都市の王族だけに操船術や機械整備に長けており、劇中でナウシカのメーヴェや風の谷のガンシップの応急修理を手掛けている。
映画版では、巨神兵による腐海の排除に賛同しており、ナウシカから「トルメキアと同じことを言う」と指摘されても考えを変えることは無かったが、目的(巨神兵破壊)の為に自らの国を滅ぼし、また罪も無い人々(風の谷の民)までも殺そうとする仲間に失望し考えを改め、ペジテの船に捕えられたナウシカの脱出を助ける。一連の事件が解決した後は、ユパと共に旅に出た。

ラステル(原,映)
アスベルの双子の妹で、ペジテの王女。乗っていた難民船がトルメキア軍の追撃をかわすために腐海に侵入した結果、蟲に襲われ風の谷の近辺で墜落する。墜落した船体の残骸の下から瀕死のラステルを発見したナウシカに看取られて息を引き取った。この時、ナウシカに、兄へ渡すようにと巨神兵の秘石を託す。
映画版ではトルメキアの大型輸送船に人質として乗せられていた。輸送船が、積んでいた巨神兵の重さに耐えられずに腐海へ侵入して蟲を殺してしまった為、蟲の追撃を受け風の谷の岩壁に激突、墜落してしまう。原作と同じくナウシカに看取られ、積荷の巨神兵を燃やすよう頼んで息を引き取る。

蟲使いと「森の人」
いずれも映画版には登場しない。
映画版のトルメキア軍コマンド兵が蟲使いと似た形状のヘルメットを使用している。

蟲使いは、蟲を操り遺跡や墓所を探索して宝物を探し当てるのを生業にしている。強烈な悪臭と、死体を好んでまさぐり金品を盗る事、探索用の蟲を連れている事から、一般の人々には忌み嫌われており、ナウシカも当初は嫌っていた。腐海内の換気装置を備えた岩穴に住んでいる。

発祥はかつての王国、エフタルの武器商人の末裔であると言われているが、ユパは森の人が蟲使いの祖であるとの伝承も伝えている。300年前、エフタルの王位継承をめぐり戦争が起こり、武器の材料とするために武器商人たちが大量に王蟲狩りをしたため大海嘯が起こった。以後、帰る場所を失った武器商人たちは蟲使いとして腐海をさまようようになったという。11の部族が存在したらしいが、長年の間に3つの血が絶え、8つになっている。子孫を残すため、自分達の子供だけでなく戦災孤児を育てている。

今回の戦争では、トルメキア・クシャナ軍に秘石の探索用に、土鬼側には囮用王蟲確保のためにそれぞれ雇われている。終盤では、各部族から1人ずつ選ばれた屈強な若者達がシュワに向かうナウシカと行動を共にした。

一方、「森の人」は火を使わず、蟲の腸を衣とし、卵を食べ、体液で作った泡を住処とする。また、地上で暮らす人々が使っているよりも高性能な瘴気遮断マスクを持ち、蟲の体液のテントも腐海の瘴気に耐えられる。素性は謎に包まれており、多くは語られていないが、ユパは、エフタルが滅びた際に腐海に入ったエフタルの民(王族)では無いかとの説を挙げている。森の人の一人セルムが「私の祖父と母は蟲使いの出です」とも語っている。蟲使い達は「森の人」を恐れ敬っており、作中では「森の人」に対して住居の森に勝手に入った事を謝罪し、普段はなりふり構わず持っていく廃船のエンジンすら置いて帰った。

博識のユパさえも実在したことに驚いたほど外界と接触を持たず、ある種の伝説とされてきたが、ナウシカの考えとは繋がるものがあり、セルムは彼女を孤独の淵から救い、「森の人」しか知らない腐海の秘密を教えた。物語が終わった後のナウシカの消息について、ある伝承は森の人の元へ去ったとも伝えている。

セルム(原)
「森の人」の長の息子。腐海の異変を調べるために派遣された。腐海に墜落したユパ達を救い、ナウシカを導く。

セライネ(原)
セルムの妹。ユパ達を救った時にケチャと仲良くなっている。王蟲の群れを単独で追うナウシカと会い、壊れていたナウシカのマスクを修繕した。

腐海
滅亡した過去の文明に汚染され不毛と化した大地に生まれた、新しい生態系の世界[11]。そのほとんどは巨大な菌類がはびこる広大な樹海で、蟲(むし)と呼ばれる異形の動物達が棲んでいる。腐海が地上に出現したのは物語の時代から約1000年前の「火の七日間」直後であると語られている。その後腐海は徐々に面積を拡大し、従来の生態系や人間の生存を脅かす存在となっている。

後述する蟲と同じく、植物や蟲、粘菌といった種の枠すら超えた生物群集をなし、腐海ではいかなる菌類も単独では存在せず互いに共生・寄生しあって複雑な生態系を構成しているとされる。

腐海の植物は菌糸を体の構成単位とする糸状菌が主だが、植物体の構造や生態は従来の菌類とは大きく異なっている。顕微鏡サイズの微小な種から種子植物並みかそれ以上に巨大に生長する種まで、その大きさは多種多様で、大型の種は一般に、地中深く張った菌糸の根と幹、枝、葉に分化した地上部をもつ巨大な樹木となる。

一般に「胞子」と呼ばれる物を空中に飛ばして繁殖する。成木がつける「花」と呼ばれる胞子嚢のほか、発芽時にも無数の胞子を放出するが、世代交代や生活環の詳細については明らかになっていない。胞子から発芽してしばらくは動植物の遺体を苗床として養分を得る従属栄養性であるが、生長後は葉緑素を持つ葉を展開し光合成によって養分を得る独立栄養生活を営むようになるものもある。

腐海植物は「瘴気」と呼ばれる猛毒の物質を大気中に放出する。そのため腐海では従来の動植物は一切生息できず、瘴気は腐海の周辺に住む人間の健康や作物の生育にも深刻な影響を及ぼしている。人間や家畜が腐海に分け入る際は瘴気マスクと呼ばれる器具を身につけなければならない。胞子の生命力は強く、腐海ではない場所に僅かでも胞子が入り込めばたちまち繁殖して、一帯は腐海に飲み込まれてしまう。このため、腐海周辺の人々は居住地に胞子を持ち込まないように注意を払っており、胞子は発見され次第、焼却処理される。

漫画版では、ストーリーが進むにつれ、自らの過ちを悟ったかつての科学文明によって人工的に創り出された浄化装置であることが明かされ、バイオレメディエーションの一種とされている。瘴気の毒素は腐海植物が地中の有毒物質を無毒化固定する過程で生じた二次代謝物で、惑星全体を覆った有毒物質の極一部であるとされる。腐海の植物群はその土地を無毒化し切ると下層から次第に枯れていき珪化して砂になっていくが、それまでには1000年前後の長い時間を要する。こうして腐海の下層には、瘴気に満ちた上層部とは対照的な、静謐で清浄な空間ができる。やがて珪化を繰り返し、浄化された空間が徐々に上層へと登っていき、珪化した腐海植物群は崩壊して、浄化された土地が空の下に現れることになる。最終的に自らが作り出した清浄な空気と土のもとで、後述のように瘴気を出さない小型な植物群となる(清浄な空気のもとでは死滅する描写もあり)。腐海の植物の胞子を清浄な水と空気の中で水耕栽培した場合、瘴気を出さず、また大きく育たない事がナウシカの研究により判明した。映画版、漫画版ともに、腐海に墜落したナウシカとアスベルがさらに下層に落ちて目の当たりにした腐海の底の清浄な空間は、上記の作用によってできたもの。

腐海を貫くタリア河の石は、その美しさから装飾品として珍重されており、ユパも現金代わりに用いている。

ヒソクサリ(原,映)
猛毒の腐海植物。漫画版では,土鬼軍が生物兵器として利用するべく墓所の技術を用いて遺伝子操作を試みたが、凍結保存されていた種苗が粘菌状に突然変異して暴走、大海嘯の引き金となった。作中ではヒソクカリとの表記もある。

ムシゴヤシ(原,映)
代表的な腐海植物。王蟲が好んで食べることからこう呼ばれる。新しい腐海ができる時はムシゴヤシが先駆的に成長し、そのあと小型で多様な植物群がゆっくりと育って、多様な腐海の生態系を形成していく。成木は光合成を行い、最大樹高は50メルテ(作中の単位)に達する。

蟲(むし)
腐海に生息する動物の総称。王蟲のように巨大なものから微小なものまで、多種多様な大きさや形態のものが存在する。その多くは体節制をとる外骨格の体に多数の関節肢をそなえた、現生の節足動物に似た形態をしているが、顎は節足動物のような横開きではなく脊椎動物のように上下に開閉する構造を持つものもいる。

主に生息空間によって地蟲、羽蟲、管蟲などに大別され、羽蟲は2対以上の翅を持ち飛行することができる。王蟲をはじめ草食のものが多いが、他の蟲を補食する描写もある。基本的に卵生であり、脱皮によって成長するが、変態をするものと無変態のものがある。王蟲など水中で活動できるものもいる一方、瘴気の無いところでは長く生きられない。強い光や高い音に敏感で、閃光弾や蟲笛といった道具で一時的に活動を停止させたり、行動をある程度誘導することもできる。菌類とならんで腐海生態系の主要な構成要素であるとともに、人びとが容易に腐海に踏み込めないように配置された守護者でもあり、個体や種をも越えた生物群集としての全体意識を共有している。大型の種は一般に攻撃性が強く、種類を問わず他の蟲が外敵(主に人間)によって傷付けられると群れをなして攻撃を加える為、腐海のほとりで暮らす人々の間では蟲を殺すことはタブーとされている。作中における表記では「蟲」の字が用いられ、漫画版では腐海以外に生息する昆虫類などは「虫」と表記され、区別されている。

王蟲(オーム)(原,映)
腐海最大の蟲。卵から孵化した数十cmほどの幼生は脱皮を繰り返して成長し、成体は体長80mに達する。十数節の体節からなる濃緑色の体に14個の眼と多数の歩脚を持つ。眼の色は普段は青いが、怒ると赤くなり、また気絶すると灰色がかる。体液の色は青。口腔内には治癒能力を有する糸状の触手が無数にある。消化管内壁からは「漿液」とよばれる液体を分泌し、人間は肺に漿液を満たすことで液体呼吸が可能となる。表皮は非常に堅牢かつ弾性に富み、抜け殻はガンシップの装甲板や刃物に加工し利用される。中でも王蟲の殻から鍛えられた刀剣は、トルメキア装甲兵のセラミック甲冑さえも貫通する切れ味を持つ。透明でドーム状の眼はガラスの代用品として、ゴーグルのレンズや航空機の風防に用いられる。古代エフタル王朝の時代でも特に武具の素材として活用されたが、王位継承権に端を発する内戦が勃発した際に増大する武器の需要に答えるため、武器商人により王蟲の捕獲方法が編み出され、大量の王蟲が乱獲された。結果として、その行いは王蟲の怒りを買い、後の大海嘯の引き金となった。
ムシゴヤシを好んで食べ、食べ進んだ跡は森の中のトンネル状の空間となって残り「王蟲の道」と呼ばれる。
種全体で共有する高度な知性をそなえており、思いやり、慈しみといった精神文化も持っている。念話(テレパシー)で人間と対話したり、他種の蟲に指令を与え行動を制御することもできる。怒った際の攻撃性は強く、群をなして暴走し、人間の居住地に甚大な被害をもたらす。エフタルや土鬼の土着の宗教には畏怖と畏敬の念を込めて王蟲を神聖視する思想がみられる。
映画版では王蟲の巨大さと重量感を表現するためにハーモニー技法が用いられ、さらに体節の動きを再現する為に、パーツを貼り付けたゴム板を伸縮させて撮影している。

大王ヤンマ(原,映)
人の身長と同程度の体長の羽蟲で、青緑色の細身の体に同形同大の2対の翅を持つ。脚は場面によって異なるが3~4対。クチバシ状の口器を持ち、口腔内には舌のような器官がある。活動の際には、身体から軋むような音を発する。
「森の見張り役」と呼ばれ、腐海に何らかの異常が起こった時、他の蟲を呼び集める働きを持つ。人間を攻撃する王蟲などに随伴することが多いが、自ら人間を襲う描写はほとんどない。

ウシアブ(原,映)
羽蟲の一種。赤ないし紫色の丸い体に2対の翅を持ち,開長(翅を広げた幅)はメーヴェの全幅の倍ほど。縦に開く大きな顎を持ち、複眼が横一列に並んでいる。水辺に産卵し親が卵を守る性質がある。危機を感じるとスズメバチのように顎を噛み鳴らし、触角を震わせて仲間を呼ぼうとする。顎の力はセラミック装甲を噛み砕くほど強い。
実在の昆虫ウシアブとは別物。

ヘビケラ(原,映)
竜のように細長く平たい体に2対~4対の翅を持つ大型の羽蟲で、全長は数十mに達する。脚はなく、頭部に昆虫の大腮(おおあご)のような巨大な鍬状の器官をそなえ、尾端には剣状の突起がある。飛行速度は航空機であるバカガラスより速い。
集団で移動する前に大量の卵を産み残す習性がある。

ミノネズミ(原,映)
地蟲の一種で、ヘビケラの幼生[12]。漫画版では名前の通り体に毛が密生している。

動物
キツネリス(原,映)
長い尾と耳を持つ、小型の獣。雑食性。黄色の体毛に茶色の大きなトラ柄がある。眼は緑色。『天空の城ラピュタ』にも登場しロボット兵の上で戯れる姿が描写されている。

   テト(原,映)
    ナウシカと行動を共にするキツネリス。本来、人には懐かないが、ナウシカには心を許した。

トリウマ(原,映)
恐鳥類のような巨大な嘴と頭部、強大な脚を持つ地上性の鳥。原作のユパの言葉によれば、過去の産業文明が品種改良により造り出した種で、作中の世界ではウマが哺乳類だったことは忘れ去られている。トルメキアやエフタルの民の主な移動手段となっている。

   クイ、カイ(原,映)
    ユパの連れている2匹のトリウマ。トリウマには仲間が死ぬと卵を産む習性があるとされ、
    原作でカイが死んだ際にクイが卵を産んでいる。生まれた雛はチククと仲良くなっている。

毛長牛(原)
土鬼での主な移動手段であり、トルメキアやエフタル諸国でも荷を運ぶ家畜として飼育される。『天空の城ラピュタ』でのシータの回想などに登場する家畜が同じ形態をしており、こちらはヤクと呼ばれている。

火の七日間
1000年前に産業文明を滅ぼし、世界をわずか7日間で焼き尽くしたとされる最終戦争。これによって都市は有毒物質を撒き散らして崩壊し、高度な文明も失われ、世界の殆どが不毛の地と化した。半ば伝説となっており、兵器としての巨神兵を使い世界を焼き尽くした戦争と伝えられているが、真相は、国家間で収拾のつかなくなった争いに対し、「調停者にして裁定者」として生み出された巨神兵が下した裁定であり、人類の争いを止めるにはすべてを無に帰すほかないと、人類文明が自ら生み出した神たる巨神兵に裁定された結果であった。映画版では「文明を崩壊させた最終戦争」という以上の内容は語られていない。

青き衣の者
作中の世界各地で伝えられている伝承、予言。「その者青き衣をまといて金色(こんじき)の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地に導かん」と伝えられている。原作では主に土鬼側で盛んに語られており、僧会によって異端、邪教とされている。森の人の間にも伝えられており、彼らは「青き衣の者に率いられて腐海へと入った」と語った。両者で意味合いが違い、土鬼側では「世界を救う救世主」とされ、森の人側では「道を指し示す者」となっている。ユパは土鬼の土着宗教が事実を聞いて語り継いだ願望、もしくは破滅の危機に人類が時空を隔てて生み出す人々と推測している。

ミラルパは、バラバラだった帝国を僧会と自らへの信仰心でまとめ上げたため、異端である青き衣の者が現われると、そこから帝国が崩壊するという危機感を募らせていた。それを聞いたチヤルカは「噂は度々流れた」と言い、ナムリスも「またか。同じ話を何十回と聞かされた」と言っている。ミラルパは青き衣の者を自称する者の出現の度に大騒ぎし、容疑者を処刑していた。

原作、映画版ともに、王蟲の血で染まった真っ青な衣(映画版ではペジテ服)をまとったナウシカがこの伝承の具現とされた。

白き翼の使徒
青き衣の者と同じく土鬼の土着宗教が語り継いでいる経典。汚れた世界に終わりが来た時に現われ、永い浄化の時の始まりを告げると伝えられている。こちらも僧会に異端視されており邪教としている。しかし、青き衣と共に土鬼の住民の間には密かに伝えられていた。時には大海嘯から生き延びる為の希望となり、ある時は彼岸への憧れとなる。

白い機体のメーヴェを操って空を飛ぶナウシカの事であるとされ、同様に白く、より大きな航空機であるガンシップが親鳥とされた。

ヒドラ
土鬼が使用する不死身の人造人間で、かつて神聖皇帝が土鬼の地を征服した時に従えていたと伝えられている。

皮膚がサボテンのようで首がなく、コップを逆さにしたような頭には唯一確認できる受容機関である小さな赤い三つの目が三角形を形作っている。唯一の弱点である頭部への攻撃を防ぐ為、顔面に食い込む様に頑丈に作られた鉄仮面と、その上に一つ目を模した神聖皇帝の紋章が入った面布を着用しており、専門の調教師である「ヒドラ使い」も同様の布面を着用している。

現在使用されているヒドラは、先の神聖皇帝であるミラルパとナムリスの父親が、庭の主の元で農耕用に使用されていたものを持ち出し、墓所の技術で培養したもの。200年前に先の神聖皇帝は禁令として使用を禁じていたが、息子のナムリスの手によって秘密裏に量産と調教が進められ、ナムリス出陣の際に 200年ぶりに実戦投入された。

性格は凶暴で、知能が低い為に制御されなければ共食いをすることもある。歯に細工をしたヒドラ使いが出す「チッチッ」という音で制御するが、興奮して暴れ出したヒドラには効き難い。餌は漏斗状の器具を頭頂部に挿し、流し込む形で与える。

人間も手術をすることで、ヒドラと同じ不死身の体を得ることができる。その場合、記憶や知能はベースとなった人間のものが受け継がれる。頭部を破壊されない限り死ぬことは無いが、苦痛は人間だったころと同様に感じ、老化現象も止められないため、ナムリスは肉体移植を行い若さを維持していた。物語終盤にはナウシカが「庭の主」や「墓所の主」もヒドラと呼んでいる(前者はセルムの「よくできたヒドラだ」との指摘で気付いたもの)。

巨神兵
「火の七日間」で世界を焼き払った巨大な人工生命体。この世界ではその全てが化石となり、腐海にその骸をさらしていると考えられている。ユパによる滅亡の書からの引用で、その名の由来は「巨いなる兵の神(おおいなるつわもののかみ)」とされている。

漫画版の巨神兵には、歯の部分に「東亜工廠」と読める商標がある。残骸には角のあるものや、顎部のデザインなどに違いがあり、様々な形態がある。骨格に相当する部分は超硬質セラミック製で、「謎の黒い箱」の中にある秘石を右のくぼみから左のくぼみへ移すと、心臓や筋肉が形成され始める。

漫画版
巨神兵の正体は、伝承で言われる様な兵器ではなく、前文明があらゆる紛争に対処すべく生み出した調停者にして裁定者。つまり文字通り神だった。
一体分だけ骨格がペジテで発見され、「謎の黒い箱」にある秘石を動かしたことで成長が始まる。巨神兵の覚醒、火の7日間の再現を恐れたペジテの工房が石を外したことで成長は止まり、その後破壊を試みるも、火や爆薬では傷を付ける事も適わず、坑道の奥に放置された。これを知ったトルメキアが奪取に乗り出すが、秘石を発見できなかったために断念。後に土鬼に奪取され聖都シュワにて蘇生される。その後、トルメキアに侵攻するためにナムリスの元にサナギ(人工子宮)の状態で運ばれるが、ガンシップの砲撃に反応して孵化が始まり目覚めてしまった。この時秘石を持っていた人物がナウシカであったため、ナウシカのことを母親と認識し「ママ」「母さん」と呼んだ。
秘石を得る前は言葉を発することもできず、気に入らないことがあると癇癪を起こし、ナウシカの笑顔を見て喜ぶなど赤子同然だった。秘石を体内に取り込むと片言の言葉を話すようになり、ある程度の知能を得たが、思考回路は幼いままだった。その後、ナウシカにエフタル語で「無垢」を意味する「オーマ」の名を与えられると急激に知性を発達させ、真の力を覚醒させた。ナウシカの前での一人称は「僕」で、それ以外には「私」。相手に下心がある事を見抜くと笑う癖があり、生かすに価するかどうか見極める為、あえて知らぬ振りをする。全身からは、生物に有害な「毒の光」を放つ。
オーマの力を欲した第1・第2皇子と接触した際、毒の光で衰弱したナウシカを人質に取られるも、ナウシカの体にはその方が良いと考え、あえて従う振りを見せた。ナウシカの体調がある程度回復するとテトの埋葬の為に脱出。その際、艦隊と共に後を追おうと「我らもお供に」と言ってしまった皇子2人を「二人だけで行きたい」と解釈して連れ出した。しかし、無理がたたって2度目の発作を起こし、ナウシカが庭の主の元に保護されると「母さんには休養が必要」と単身でシュワへ向かった。
シュワに着くとトルメキア軍との戦闘に介入、戦闘の中止とヴ王との面会を求めるが、パニックに陥ったトルメキア軍が戦闘を止めなかった為、プロトンビームを放ちシュワの一部を焦土と化した。直後、面会に応じたヴ王に案内され墓所と対峙。ヴ王の要求を無視して封印を宣言するが、墓所とプロトンビームの撃ち合いとなりシュワを消滅させ、自らは堀へと落下してしまう。そのまま活動を停止したと思われたが、墓所の主と対峙したナウシカの呼びかけに応じて彼女の元へと動き出し、プロトンビームで墓所の内壁に穴を開け、下半身を失いながらも墓所の主の元に到達して墓所の主を破壊する。最期はナウシカに看取られて崩壊した。

肉体の腐敗
蘇生が完了した直後に酷使したためか、プロトンビームの発射や長距離の飛行といった力を使うことで肉体が徐々に崩れ、ある程度進むと発作的に体が動かなくなる。1日程度休息を取ると動けるようになるが、歯が抜け落ち、二度目の腐敗では肉体の維持が困難なほどになり、歩くことすら困難になった。

プロトンビーム
口から発射される陽子収束弾で、額からも出力を弱めたものが発射可能。当初は地平線の彼方にある山を吹き飛ばし巨大なきのこ雲を作るほどの威力だったが、身体の腐敗が進んだ後は、20リーグも離れていない近距離から小さなきのこ雲が確認できるほどに威力が落ちた。それでもシュワを焦土と化し、跡形も無く吹き飛ばすだけの破壊力を持つ。

飛行能力
空間を歪めて宙に浮き、高速で移動することができる。飛行の際は、肩の突起が伸張して光をおび、光輪又は翼状に変形する。当初はガンシップも追いつけない高速を発揮したが、1度目の発作で体が動かなくなった際は通常の船並み、2度目で飛行能力そのものを失ってしまった。

超常の力
ナウシカやチクク達と同じく超常の力を持っている。おそらくこちらは人工的に与えられたものである。言葉を発することは出来るが、ナウシカとの意思疎通はこれで行なっている。20リーグ離れた遠距離からの会話や映像の念写も可能で、ナウシカからの念話による問いかけを一方的に遮断できるほどの力を持つ。この力のみ肉体への腐敗に影響は無い。

映画版での設定
ペジテにて卵の状態で発見される。トルメキアが奪取後、大型船で輸送を試みたが巨神兵の重さに耐えられず腐海に着陸、蟲に襲われ、舵を誤って風の谷に墜落する。これを捜索に来たクシャナが風の谷にて蘇生しようとする。王蟲の大群が風の谷に迫った際、食い止めるためクシャナが覚醒させたが、目覚めが早すぎたために既に最初から体が腐っており、プロトンビームを2発撃った後、崩れ落ちて死んでしまう。言葉による命令は理解しているが、会話など、知能の度合いを示す描写は無い。

秘石
巨神兵を起動させる鍵で、胎盤としての役割も持つ。制御用最終認識システムとして、起動した巨神兵に秘石を与えた人間が親と認識され、その指示に従うようになっている。ペジテの地下坑道で、巨神兵の骨格に繋がれた黒い箱の右の穴に置かれた状態で発見された。ペジテの工房が解析を試み、巨神兵を動かす装置だと考えられて左の穴に移動されるが、その時には何の変化もなかった為、しばらく様子を見た後、分解することとなる。数日後、骨格の状態で放置されていたはずの巨神兵に心臓と筋肉が形成され、これが巨神兵の胎盤だと理解した工房によって石は外され、巨神兵の成長は止まった。

物語前半のキーとなるもので、作中ではトルメキア軍が奪取に乗り出すが、アスベルの妹ラステルによって持ち出され、救助に駆けつけたナウシカの手に渡る。その後、ラステルの遺言に従いアスベルに返還された。当初、アスベルは腐海の底に捨てたと語っていたが、実は隠し持っており、巨神兵の復活が近づいた際に再びナウシカへと託された。

火の七日間後の人間
火の七日間の後、腐海が世界を覆う前に、人間は毒に対する耐性を持つように作り直された。これによって、劇中の人類は清浄な空気の中では生きられないようになっており、清浄な空気を吸い込むと血を吐き死んでしまう。腐海により世界が浄化された後には、人間の体を元に戻す必要があるが、これらの知識と技術は、墓の主により守られている。

粘菌
漫画版のみに登場。腐海植物ヒソクサリが土鬼軍による兵器転用を目的とした実験の過程で突然変異した姿。従来の瘴気マスクが効かず、蟲さえも死に至らしめる猛毒の瘴気をまき散らしながら巨大なアメーバ状の体(変形体)で全てを飲み込み、さらには大海嘯の直接的な引き金となったことで土鬼の国土に壊滅的被害をもたらした。最終的には飲み込んだ王蟲の群に付着していた腐海植物に苗床としてその大部分が吸収され、腐海生態系の一部として取り込まれる形で安定化した。

腐海にはもともと微小な粘菌が生息しており、ナウシカもこれを研究していた。ナウシカはその経験から大海嘯の真の意味を理解している。

大海嘯
腐海に住む蟲たち、特に王蟲の大群が津波のように押し寄せることを大海嘯と呼ぶ。名称は漫画版のみの登場で、映画版では怒った王蟲の暴走と表現されている。

現実における「海嘯」とは、ポロロッカのように河川が猛烈な勢いで逆流する現象をさす。

船(航空機)
作中で「船」と言えば一般的には航空機を指す。動力となるエンジンを造る技術は失われており、現存するエンジンを回収、再利用して船を建造している。腐海においても、瘴気が届かなくなる高度を保てばマスク無しでの移動が可能であり、貴重かつ重要な輸送、移動手段とされている。なお海上を航行する船舶に関しては、漫画版の第1巻のクロトワがクシャナに主戦線の戦況を報告する場面で、海上から強襲揚陸艦型の船で揚陸作戦を行う描写があるのみ。

メーヴェ(原,映)
辺境の風使いが用いる小型軽量飛行機。強力なエンジンを1機備えており、小柄な成人2名程度なら乗せて飛行することが可能。

ガンシップ(原,映)
小型の戦闘機。映画版では風の谷及びペジテの物2機が描写されている。

バージ(原,映)
艀船(はしけぶね)。エンジンを持たない輸送用の船で、ガンシップなどがワイヤーで曳航する。

ブリッグ(原,映)
貨物船。映画版ではペジテの生き残りが使用。漫画版では対土鬼戦争に参戦した辺境諸国の機体や、蟲使いの所有する機体などが登場する。

戦列艦(原)
トルメキアの大型輸送船で、正式名称は戦列艦だが、バカガラスと通称されている。

大型船(映)
トルメキアの大型輸送船。コルベットを大型化したようなタンデム翼機。劇中では巨神兵を輸送するという重要な役割を負っていたが、その重さに耐えきれず墜落してしまう。映画エンディングではクシャナらを風の谷へ迎えに来た。

装甲コルベット(原,映)
トルメキアの戦闘艦。通称コルベット。機体の前後に主翼を持つタンデム翼機で、映画版にも登場したクシャナ戦隊の小型の機体や、三皇子が使用した重コルベットなどが存在する。

ケッチ
トルメキアの戦闘艦。タンデム翼のコルベットより小型の単翼機。漫画版では先尾翼形式のものとV字尾翼形式のものが描かれ、前者はバムケッチと呼ばれている。後者はクシャナらも搭乗した。ケッチは帆船の種別であり、バムケッチの名称は参照先にあるボムケッチの任務から来たものと思われる。

浮砲台(原)
土鬼の各侯国が所有する戦闘兼輸送艦。巨大な艦体にいくつもの砲を装備する。土鬼軍では浮砲台が諸侯国の輸送と戦闘の役割を兼任している。攻撃力は大きいが木製であるため防御力は低く、動きも鈍い。

戦艦(原)
土鬼僧会が保有する大型戦闘艦。浮砲台に数倍する大きさの船体に多数の砲を備える。浮砲台と異なり防御力も高く、消火設備や防火扉を艦内の随所に設ける等ダメージコントロールも考慮されている。艦内には神聖皇帝専用の小型連絡艇を搭載しているほか、ヒドラの飼育施設なども完備する。操縦席下部に位置する大窓の部分がナムリスの専用室となっていた。

飛行ガメ(飛行ポッド)(原,映)
土鬼の小型偵察機。高さ2m、直径1mほどの甕の形状をし、浮遊しながら移動する。側面にロケット砲、上部に機銃を備える。
映画版ではペジテが運用している。


-以上-

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[ 2011/01/19 03:29 ] 7月26日までの記事 | TB(0) | CM(0)
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